8/5日記。

6時前に起床して仕事。

仕事後に渋谷クアトロへ前野健太&ソープランダーズとグレイプバインの対バンを観に行く。ドリンク込み4800円はちと高いかなと思ったが、行けるときに行っとかないと後できっと後悔すると思って、当日券で開演ギリギリで駆け込む。

マエケンは「オレらは肉の歩く朝」のレコ発ワンマンでも観ていて、その時はバックバンド3人で楽器を曲毎に交換しての演奏だったが、今回はドラムに山本達久さんが加わり楽器を固定しての演奏。6月にスーパーデラックスで行われたジム・オルークのバッド・タイミングとハッピーデイズを演奏するイベントのときも思ったが、山本さんのドラムは何と言ったらよいか、柔らかさと力強さが共存していて、観ていて聴いていて本当に惚れ惚れする。極上のギターソロを弾きまくるジム・オルークもたまらんし、ソープランダーズは本当に贅沢なバンドだなと思いながら鑑賞。マエケンは終始崩した歌い方で、これは正直あまり好きじゃなくて、俺はマエケンの唄が聴きたいんだよ、ちゃんと歌ってくれよって、ちょっとモヤモヤした。なんであの歌い方なんだろうな。例えば「オレらは肉の歩く朝」に収録されている「興味があるの」という曲は本当に胸が締め付けられるような名曲なのだが、この曲でも微妙に演奏と唄がズレている部分があって、そこでいつも少しモヤモヤとさせられる。明らかに意図的なズレ。なんでこうしているのかっていうことについては、ちょっと考えていきたい。

グレイプバインは自分の青春のバンドのひとつで、アルバムで言うと2001年に出た「Circulator」までしか聴いていなく、今回初めてライブを観た。自分の知っている曲を一曲でも演奏してくれたらラッキーだなと思っていたが、残念ながら新しいアルバムを中心としたセットリストだったらしく、昔自分が熱中して聴いた音楽を10年以上経過して初めて生で観る、という経験を味わうことはできなかった。マエプラ(と略すらしい)に比べるとグレイプバインの演奏は小綺麗にまとまりすぎているように思えて、それはそれで「円熟味がある」ということになるのかもしれないが、端的に言って面白みが少なく感じた。初見の人に与えるインパクトで言ったら圧倒的にマエプラに軍配が上がると思う。

おそらく上述のマエケンの唄もそういうことで、図式的に言えばマエケンの唄は自由で面白みがありすぎるのではないか。しかし、マエプラの場合、バックバンドに充分な面白みがあって、だからこそマエケンには唄を歌ってほしいと思うのだ。