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OUT HUD "S.T.R.E.E.T D.A.D."

 

S.T.R.E.E.T. D.a.D.

S.T.R.E.E.T. D.a.D.

 
PitchforkのBest New Albumsを聴く(1)

Released - November 4, 2002

Genres - Rock

Label - Kranky

Score - 9.0

https://pitchfork.com/reviews/albums/6059-street-dad/

カリフォルニアで結成されニューヨークはブルックリンを拠点に活動していたポストパンクバンド、アウト・ハッドの2002年作。メンバーのニック・オファー(ギター)、テイラー・ホープ(ギター)、ジャスティン・ヴァンダーボイゲン(ミックス)は!!!(チック・チック・チック)のメンバーとしても活動していた(テイラーとジャスティンは現在!!!は脱退)。

最初はダブをプレイしようとジャムセッションを始め、それを繰り返すうちにこのような音楽になったということだが、!!!の諸作に比べても音響処理の施された音像はより凶暴。この荒々しさは例えばポップグループ〜マーク・スチュアートのNWが持つ禍々しさを思い起こさせるもので否が応でも興奮させられる。ダウンテンポな曲も多いインストアルバムありながら、ヒップホップ的なブレイクビーツからハウス的なビートまでフロアライクで多彩なビートは一貫しており、ジャムセッションの持つ高揚感もきっちりとパッケージングされていて、通して聴いても全く中弛みしない。端的に言って無茶苦茶カッコよくて、ポストパンク・リヴァイヴァル前夜にこんなに完成度の高いアルバムが出てたんだなと驚愕する一枚。