Walky-Talky's Journal

INDIE POP FANCLUB

ASTRONAUTS, ETC. "LIVING IN SYMBOL"

トロ・イ・モアのプロデュースによる宇宙遊泳ポップス、アストロノウツ・ETC.のセカンドアルバム。

LIVING IN SYMBOL [LP] [Analog]

LIVING IN SYMBOL [LP] [Analog]

 

アストロノウツ・ETC.ことアンソニー・フェラーロは米カリフォルニアを拠点に活動するシンガーソングライター/キーボーディスト。元々はUCバークレー(カリフォルニア大学バークレー校、バークレー音楽院にあらず)で音楽を学んでおりコンサートピアニストを目指していたが、関節を痛めたことによりインディーポップの世界に転身。その頃(2012年)にトロ・イ・モアことチャズ・ベアーに出会い、大学卒業後の2014年よりトロ・イ・モアのバンドにおいてキーボーディストとしてツアーを回り活躍することとなる。2015年には1stフルアルバム"Mind Out Wandering"をHit City USAよりリリースし、"Living in Symbol"はそれに続く3年振りにリリースされたセカンド・フルアルバムとなる。

 Company Redordよりリリースされた本作は、チャズ・ベアーのプロデュースによるもの。モッキーを想起させられる温かみのあるアナログな質感からはどこか懐かしさが感られ、浮遊感のあるコード進行やメロディー、アレンジメントにはほんのりと西海岸的なサイケデリアも感じられる。基本ミドルテンポ〜ダウンテンポでゆったりと進行する楽曲群はチルアウトをしながら聴くのに持ってこいで、近年ではマイルド・ハイ・クラブ的な適度なイナタさを備えたセンスのいいチルアウト・ミュージックを連想させられた。もっとも、マイルド・ハイ・クラブが陽の出ている時間の音楽ならば、本作は陽が沈んでから月明かりの下で聴きたい音楽。さながら宇宙遊泳をしているかのようなレトロフューチャー感漂う不思議な音楽でありながら、「いきすぎない」バランス感覚が抜群で、「こんなセンスのいいポップスを探してたんだ!」と思える一枚。無茶苦茶良いです。


Astronauts, etc. - "The Border" (official music video)